「コーヒーは、淹れ方で味が変わる」
「焙煎度合いや挽き方も大事ですよね」
そう言われること、よくあります。
もちろん、それも大切。――ですが、
eleven coffee はこう考えています。
美味しさの出発点は、「豆そのもの」にある。
今回は、そんなコーヒー豆の“原種”についてご紹介します。
■ 珈琲の木に、2つの“原種”があるのをご存じですか?
そもそもコーヒー豆とは、植物の「種(たね)」です。
珈琲の木にはいくつかの原種がありますが、
世界で流通している豆のほとんどは、以下の2つに大別されます。
◎ 1. アラビカ種(Coffea arabica)
世界の流通量の約7割を占める主流派
高地(標高1000〜2000m以上)で栽培され、病気や気候に敏感
味わいは繊細で香り豊か。フルーティや甘みのある風味が特徴
スペシャルティコーヒーやシングルオリジンでよく使われます
有名な品種:ゲイシャ(ジャスミンのような香り。希少で高価)
◎ 2. カネフォラ種(Coffea canephora)
※「ロブスタ種」と呼ばれることが多いです
■ どちらが「正解」?ではなく、「どちらが好み」?
ざっくり言えば、
アラビカ=上品、ロブスタ=野性的。
見た目は、
アラビカ種は縦長で平、ロブスタはころんとして丸いので
見分けができます。
アラビカ種とロブスタ種の見分け
どちらが上、という話ではなく、
どちらも個性があり、シーンによって使い分けるのもおすすめです。
たとえば・・・
ゆったりとしたいときになら「アラビカ」
目覚めの1杯なら「ロブスタ入りブレンド」など。
体調や気分、
時間帯に合わせて。
選ぶ楽しさも、ぐっと広がります。
「どんな種類の豆なのか?」を知っておくと、
味の違いにも納得でき、自分の“好みの方向”が見えてきます。
eleven coffee では、
あなたの“お気に入りの一杯”に出会うための近道として、
この《珈琲手帖》をお届けしています。