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  • 2025/06/10 18:12

    おいしいコーヒーは「豆選び」からはじまる。

    「コーヒーは、淹れ方で味が変わる」
    「焙煎度合いや挽き方も大事ですよね」

    そう言われること、よくあります。
    もちろん、それも大切。――ですが、

    eleven coffee はこう考えています。
         美味しさの出発点は、「豆そのもの」にある。

    今回は、そんなコーヒー豆の“原種”についてご紹介します。


    ■ 珈琲の木に、2つの“原種”があるのをご存じですか?

    そもそもコーヒー豆とは、植物の「種(たね)」です。
    珈琲の木にはいくつかの原種がありますが、
    世界で流通している豆のほとんどは、以下の2つに大別されます。


    ◎ 1. アラビカ種(Coffea arabica)

    • 世界の流通量の約7割を占める主流派

    • 高地(標高1000〜2000m以上)で栽培され、病気や気候に敏感

    • 味わいは繊細で香り豊か。フルーティや甘みのある風味が特徴

    • スペシャルティコーヒーやシングルオリジンでよく使われます

    • 有名な品種:ゲイシャ(ジャスミンのような香り。希少で高価)


    ◎ 2. カネフォラ種(Coffea canephora)

    ※「ロブスタ種」と呼ばれることが多いです

    • 低地でも育ち、病気や高温に強いたくましい品種

    • 苦味とコクが強く、力強い味わい

    • カフェイン量はアラビカの約2倍

    • 油分が多く、エスプレッソで淹れると“クレマ”(泡)がしっかり出る

    • インスタントコーヒーやエスプレッソブレンドでよく使われます


    ■ どちらが「正解」?ではなく、「どちらが好み」?

    ざっくり言えば、
    アラビカ=上品ロブスタ=野性的

    見た目は、
    アラビカ種は縦長で平、ロブスタはころんとして丸いので
    見分けができます。

    画像
    アラビカ種とロブスタ種の見分け


    どちらが上、という話ではなく、
    どちらも個性があり、シーンによって使い分けるのもおすすめです。

    たとえば・・・

    • ゆったりとしたいときになら「アラビカ」

    • 目覚めの1杯なら「ロブスタ入りブレンド」など。

    体調や気分、
    時間帯に合わせて。
    選ぶ楽しさも、ぐっと広がります。

    「どんな種類の豆なのか?」を知っておくと、
    味の違いにも納得でき、自分の“好みの方向”が見えてきます。


    eleven coffee では、
    あなたの“お気に入りの一杯”に出会うための近道として、
    この《珈琲手帖》をお届けしています。